MLBリーグ再編案 アリゾナ、フロリダ2州集中開催 30球団キャンプ地を本拠地に

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕延期されている米大リーグで10日、アリゾナ、フロリダ両州の各15球団のキャンプ地を本拠地とし、レギュラーシーズンを開催する案が浮上した。

 同日付の全国紙USAトゥデー(電子版)が大リーグ機構の幹部が検討中として伝えたプランによると、各15球団をそれぞれキャンプ地の場所によって3地区に分ける。アリゾナ州で大谷が所属するエンゼルスと秋山のレッズ、フロリダ州では前田のツインズと筒香のレイズが同地区となるなど、カードに新鮮味が出てくる。

 移動は州内だけで、無観客とする。かねて取り沙汰されていたアリゾナ州フェニックス近郊での全30球団による1カ所開催案と同様、感染のリスクは軽減される。開幕が決まれば再開するキャンプから、そのままスタートできる利点もある。

 夏場の酷暑対策が課題で、屋根を備えたダイヤモンドバックス(アリゾナ州)、レイズ、マーリンズ(ともにフロリダ州)の本拠地を活用する。両リーグともに指名打者制を採用。ワールドシリーズは当初の予定より約1カ月遅い11月下旬にドーム球場で実施する。元カージナルス監督で、エンゼルスのラルーサ・シニアアドバイザーは「前例のないシーズンだから問題はない。そのように分けるのは可能だ」と前向きに捉えた。

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