マー君「普通ではない」開幕向けキャンプ地で練習継続
ヤンキースの田中将大投手(31)は15日、フロリダ州タンパで公式戦開幕が延期されてから初めて取材に応じた。新型コロナウイルスの感染拡大でキャンプが中断されたことに「普通ではない状況だけど、これが現実。野球よりも大事なことはもちろんある」と心境を語った。
ヤンキースは選手のほとんどがキャンプ地に残って練習を継続しており、田中投手もこの日、ブルペンで25球を投げた。シーズンが大幅に遅れるとの見方にも「可能性はあり得ると思う。しょうがない」と一定の理解を示し「しっかりと(ペースを)上げられる状態だけは保っておきたい」と話した。
東京五輪開催を控える日本への思いを問われると「どうなるかはもちろん分からない。早く終息させていくことが最優先されることだと、僕は想像している」と述べた。今後も温暖なフロリダ州で調整を続ける意向だが「日に日にいろいろなことが変わっている。先のことは分からない」と複雑な表情を見せた。




