エンゼルス・大谷と花巻東の同期だった小原大樹投手（２５）がマリナーズ・菊池、大谷に続いて同校から米球界に挑戦中だ。小原はアリゾナ州スコッツデールで３学年上の菊池とともに自主トレを行い「プロになるのが小さいころからの目標だった。後悔で終わるのは嫌」と語った。

　高校卒業後は慶大、社会人・日本製紙石巻に進んだがドラフトにはかからず。昨年末で退社し、国内の独立リーグに進もうとしたが花巻東・佐々木洋監督から「会社を辞める覚悟があるならアメリカ挑戦は」と勧められ、大谷にも「先入観を捨てないとできることもできなくなる」と背中を押された。

　１４５キロの直球を軸に変化球も多彩な左腕は２月上旬からフロリダ、アリゾナ両州のキャンプ地で５球団前後のトライアウトを受ける見込みだ。