秋山、レッズと3年22億円以上で合意 米報道「メジャーでは右翼か左翼」

 西武から海外FA権を行使して大リーグ移籍を目指していた秋山翔吾外野手(31)がレッズと3年2000万ドル(約21億8000万円)以上の条件で合意したと30日(日本時間31日)、大リーグ公式サイトやMLBネットワークのジョン・ヘイマン記者など、複数のメディアが伝えた。

 秋山には複数球団が興味を示しており、同外野手は今月上旬に渡米した際に、ウインターミーティングの会場となったサンディエゴのホテルでレッズのほか、カブス、ダイヤモンドバックス、レイズの4球団と面談。パドレスも獲得に動いていると報じられていた。

 神奈川県出身の秋山は横浜創学館高-八戸大を経て10年ドラフトで西武から3位指名でプロ入り。走攻守を兼ね備えた日本球界屈指の外野手として5年目の15年にはシーズン216安打を放ってNPB最多記録を樹立。17年には首位打者のタイトルも獲得した。今季は143試合に出場して、打率・303、20本塁打、62打点。シーズン179安打で3年連続4度目のリーグ最多安打をマークした。

 プロ9年の通算記録は1207試合、打率・301、1405安打、116本塁打、513打点、112盗塁、出塁率・376、長打率・454。ベストナイン4回、ゴールデングラブ6回。

 大リーグ公式サイトは「4月16日に32歳になるアキヤマは西武ライオンズでの9年間の生涯打率は・301。左打ちで過去3年はシーズン平均23本塁打を記録した」と打力の高さを紹介。守備に関しては「西武では中堅だったが、メジャーリーグでは外野両翼のどちらかを守る構想になりそうだ」とする一方で、正中堅のセンゼルが右肩手術からの復活を目指している状況から「シンシナティ(・レッズ)に信頼できる中堅が加わることになる」とも伝えた。

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