大谷「もどかしさある。なぜホームランが打てないのか」15戦ぶり本塁打で安どと本音

 「ホワイトソックス7-8エンゼルス」(7日、シカゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(25)が「4番・指名打者」で出場し、5打数3安打でメジャー自己最多の5打点。自己2度目のサイクル安打まで三塁打を残す、今季9度目の1試合3安打以上を記録し、打率を・293とした。チームは連勝した。

 左翼席へ鮮やかなアーチを架けた。同点の三回無死一、三塁の好機。今季初めて4番で起用された大谷が1ボールから外角高めの154キロ直球を振り抜いた。

 「けっこう飛んでましたけど、行くか行かないかっていう感覚もよく分かんない感じだったので、久しぶりだなという感じはした」。

 飛距離123メートル。8月18日の同カード以来、15試合56打席ぶりの本塁打。「ほっとした?」の問いに「そうですね」と大谷。安堵しながらも「安打の割には出てないなという感じはしてたので、もどかしさもあると思います。ヒットは打ってるけど、なぜホームランが打てないのかなっていうのはあると思うので、求められてるところでしっかり仕事をしたいなという気持ちはあったかなとは思います」と心の奥底にある思いを言葉にした。

 この日は三回の17号3ランのほかに初回1死一、二塁の場面で左翼線へ2点適時二塁打。四回には右前打で出塁し、今季12個目の盗塁も記録した。メジャー日本人初のサイクル安打を記録した6月13日のレイズ戦に続く自身2度目の偉業まで三塁打だけを残したが、「(サイクルの意識は)ないですね、はい。なかなか狙える状況でもないですし、本当に1打席1打席っていう感じなので」と話す。

 怒とうの3打席連続安打の後は六回の打席が投直、八回が空振り三振だった。

 「ちょっとずつですけど、よくはなってるかなとは思うので、(六回の)ピッチャーライナーもよかったと思ってますね。昨日も言いましたけど、必ずあるアウトの中でどういう形で打ち取られるのかっていうのが大事だと思ってるので、そういう意味では(八回の空振り)三振の打席はよくなかったなと思いますし、そこはひとつ反省してまた明日につなげたいなと思ってます」。

 残り19試合。大谷が前を見据えてそう言った。

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