エンゼルス・大谷、26日に術後初ブルペン 二刀流復活へまた一歩前進

 「エンゼルス5-1レッズ」(25日、アナハイム)

 来季の二刀流復活に向けてエンゼルス・大谷翔平投手(24)がまた一歩前進することになった。この日の試合中に球団広報が「ショウヘイ・オオタニが明日の午後、マウンドから投げます」と発表した。昨年10月1日に受けた右肘内側側副靭帯(じんたい)の再建手術後、初となる傾斜からの投球練習の再開が決まった。

 試合前には2日ぶりのキャッチボールで80球、術後最長となる180フィート(約55メートル)を投げた。時折見せるにこやかな表情は、順調に回復している証しだ。

 試合では5戦ぶりに先発出場し、五回に外角速球を左前へ運んだ。内野陣が右へ寄るシフトの逆を突く技あり打だった。さらに3点リードの七回1死二塁の場面は左犠飛で加点。左翼フェンスギリギリまで飛んだ打球で、二走のトバーが一気に生還した。大谷から笑顔で迎えられたトバーは「彼はチームが勝って本当にうれしそうだった」と話した。

 チームは2連勝で4試合ぶりの勝率5割復帰。同時に来季の二刀流復活へ、一歩ずつ段階を上がっていく。

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