大谷 初回左前打で6打席連続安打 前日サイクル達成で…道具の寄贈依頼届く

 試合前に敵地のファンにサインをサービスする大谷(撮影・小林信行)
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 「レイズ9-4エンゼルス」(14日、セントピーターズバーグ)

 メジャー日本人初のサイクル安打から一夜明けてもエンゼルス・大谷のバットは熱かった。初回1死二塁。昨季のサイ・ヤング賞左腕スネルの154キロを左前へ運んで好機を拡大し、先制点を演出した。

 11日のドジャース戦から6打席連続安打。2-0の二回2死満塁では6球連続130キロ台の変化球を見極め、押し出し四球を選んだ。前打者トラウトへの敬遠四球で満塁策を取られ敵地はざわついたが、大谷の心が乱れることはなかった。

 米国野球殿堂博物館からは偉業達成時に使用した道具の寄贈依頼が届いていることが分かった。大谷に許した前日の4安打に悔しさをにじませた敵軍捕手のズニーノは「あの若さで、しかも右肘手術から復帰した選手が記録をつくったことは素晴らしいことだと思う」とも言った。

 メジャー1年目の昨季はベーブ・ルース以来、100年ぶりの本格的二刀流選手として結果を残した。2年目の今季はサイクルの偉業を達成。大谷への敬意は試合を重ねるごとに大きくなっている。

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