雄星、ワースト7失点 3戦連続四回途中KO 大谷、トラウトらに3者連続被弾にぼう然

エンゼルス戦の4回、大谷(手前)に本塁打を浴びたマリナーズ・菊池=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-マリナーズ」(8日、アナハイム)

 マリナーズの菊池雄星投手(27)がエンゼルス戦に先発したが、三者連続本塁打を浴びるなど3回1/3を投げ、9安打を浴びてメジャーワーストの7失点。3試合続けてのKOとなった。同じ岩手県出身で母校・花巻東高の後輩でもある大谷翔平投手(24)とメジャーでは初となる対決が実現したが、本塁打を含め、3打数2安打だった。

 マリナーズの菊池は9日ぶりのマウンド。5月30日のエンゼルス戦で2試合連続となる四回途中KOを喫した後、予定されていた4日のアストロズ戦の登板を回避。2段モーションをやめるなど、フォームの修正をはかって中8日で臨んだ先発マウンドとなった。

 しかし、初回、簡単に2死を取ったものの、大谷に内野安打を許すと、これをきっかけに3失点。打ち取った当たりが安打となり、味方の失策も絡むなど、不運が重なったものの、雪辱を誓ったマウンドで出鼻をくじかれてしまった。

 二回、三回といずれも先頭打者に安打を許して得点圏に走者を背負ったものの、何とか無失点で切り抜けた。

 立ち直ったかにみえたが、四回だった。先頭のラステラに初球のストレートを右翼席へ豪快に持っていかれると、続くトラウトには2球目のストレートを左翼席へたたき込まれた。そしてトドメは大谷。甘く入った初球のスライダーを左中間スタンドへ豪快に運ばれた。いずれもファーストストライクを狙われての3者連続被弾。菊池はこの屈辱にマウンド上でぼう然としていた。さらに1死一、二塁のピンチを招いたところで無念の降板となった。

 これで3試合続けて四回途中での降板となり、防御率も4・99とさらに悪化。菊池が大きな試練を迎えた。

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