大谷「四球はホームランよりうれしかった」試合後の一問一答(上)
「エンゼルス10-9アスレチックス」(5日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、四回に今季初の2戦連発となる5号3ランを放つなど、4打数2安打1四球、4打点、2得点。メジャー自己最多打点、2試合連続今季8度目のマルチ安打でチームのサヨナラ勝ちに貢献した。
試合後の主な一問一答は以下のとおり。
◇ ◇
-サヨナラ勝ちについて。
「この試合を勝ち切れたというのはみんなの自信になるんじゃないかなと思いますし、こういう試合を勝ち切る力があるっていうことはもっともっと上に行けるチャンスがあるんじゃないかなと思います」
-四回に一時は逆転となる3点本塁打。感触は?
「感触は行くか行かないかはちょっと分からなかったですけど、感じは良かったんで、いい感じで上がってくれて、いい方向に飛んでくれたかなと思います」
-ボールの下を叩くイメージ?
「下を叩くというイメージはないので、自分のポイントでしっかり来た球に対していい軌道で入っていければ、その分いい軌道でボールが伸びてくれるかなと思います」
-八回2死満塁からの押し出し四球。2死一、二塁の場面で前打者のトラウトが敬遠された。打席に向かう気持ちは?
「塁の埋まった敬遠は初めてだったので新鮮な感じはしましたね」
-打席内での心理は?
「あの場面はワンポイントで僕を抑えに来てる継投なので、ボール先行になるということは考えづらかったんですけど、きわどいの(コースの球)も見逃しましたし、欲を言えば、スリーボールワンストライクからのボールはしっかりとらえたかったですけど、切り替えてしっかりボールを選べたのは良かったと思います」
-燃えるものはあった?
「『燃えた』というのはないですね。(敬遠されたトラウトは)それだけ素晴らしいバッターですし、敬遠するという選択肢があるというのが普通じゃないかなと思います」
-四球を選んだ時の感情は?
「うれしかったですね、素直に。もらったフォアボールというよりは取ったフォアボールなので、個人的にはホームランよりうれしかったです」
-打ちたい気持ちと見極めたいという気持ちについて。
「ピッチャー心理はやっぱり甘くてもストライクに投げるっていうのが、ましてや、僕を抑えるために出てきてるワンポイントなので、そこでフォアボールを出して代わるっていうのが一番ピッチャーとして一番よくないことなんじゃないかなと思うので、ストライクが来る確率が高い中でボールを選べたっていうのは良かったかなと思います」
-四球を選べた打席の価値は?
「さっきも言いましたけど、スリーワンのボールをしっかり打てるのが一番いい仕事だと思うので、それができない中での次の仕事でフォアボールを選べたっていうのはチームにとっても良かったかなと思います」