大谷、球団史上初の3失策出塁 九回は捕手に三ゴロ

 「マリナーズ3-13エンゼルス」(2日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、5打数無安打1打点。13-3の一方的な展開となった九回の打席では捕手マーフィーに三ゴロ(結果は三失)を喫するなど、2試合連続ノーヒットで打率は・225。五回の三直、七回の二ゴロがいずれもエラーとなり、球団史上初の3失策で出塁する珍記録となった。

 この日のマリナーズの先発は昨年9月16日以来の対戦となるゴンザレス。前回は2打数無安打(見逃し三振、二ゴロ、四球)だった左腕に対し、初回の打席は空振り三振だった。カウント1-1から内角高めの143キロシンカーを空振りした後、高めに外れる137キロカットボールに再び、バットは空を切った。

 二回に3点を奪い、前打者トラウトへの敬遠四球で1死満塁の絶好機は右犠飛で1点を加えた。カウント0-2からの4球目、やや内寄りのチェンジアップにわずかに芯を外され、やや詰まった飛球となった。

 7-2の四回無死一、二塁の好機は左飛。カウント1-2と追い込まれた後、フルカウントまで持ち込み、6球目の121キロカーブを打ったが、左翼ほぼ定位置の飛球だった。

 痛烈な当たりは五回2死一、二塁の打席だ。2番手右腕サドゼックに対し、フルカウントからの6球目、やや外寄り154キロ直球を叩くと、初速171キロの強いライナー性の打球は三塁手の正面へ。グラブを弾いて一塁を駆け抜けたが、記録はエラーとなった。

 13-3の一方的な展開となった七回は再び、敵軍の失策で塁に出た。3番手右腕ブラッドフォードがカウント3-1から投じた内寄り146キロ速球を右へシフトを敷き、狭くなった二遊間に転がした。相手二塁手はバックハンドで捕球したが、お手玉した。

 10点リードの九回は先頭で捕手のマーフィーと対戦。初球は内寄り145キロに差し込まれてファウル、2球目の外角カーブを見送りストライクで追い込まれると、3球目のカーブが低めに外れてカウント1-2に。4球目、外角高めの145キロ直球を三遊間へ打って全力疾走。送球が高めにそれる間に一塁を駆け抜けたが、結果はエラー。エンゼルス史上初となる1試合3失策で出塁した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス