最下位マリナーズ、早くも解体モード 強打ブルースを放出

 ア・リーグ西地区の最下位に沈んでいるマリナーズは2日(日本時間3日)、強打のジェイ・ブルース外野手(32)をフィリーズへ放出したと発表。引き換えにマイナー内野手1人を獲得した。

 17年オフにメッツと3年3900万ドル(約42億2000万円)で合意したブルースは1年プレーした後、昨オフにカノらとの交換トレードでマリナーズへ移籍。メジャー12年目の今季は外野手兼一塁手として47試合に出場し、打率・212、14本塁打、28打点を残している。通算成績は1557試合、打率・246、300本塁打、903打点。球宴に3回選出されている。

 AP通信によると、ブルースの今季と来季の年俸あわせて2800万ドル(約30億円)のうち、フィリーズは275万ドル(約3億円)を負担。マリナーズは残りの2525万ドル(約27億円)を支払う計算だ。

 今季のマリナーズは3月に東京ドームで開幕を迎え、アスレチックスに連勝するなど、13勝2敗のロケットスタートに成功し、首位を快走。特に打線は15試合で35本塁打、116得点を奪う驚異的な破壊力で懸念されていた投手陣を盛り立てた。

 ところが、4月中旬から打線が不振に陥り、投手陣が大量失点を繰り返す悪循環で5月18日に地区最下位に転落。4月12日以降は3度の6連敗を喫するなど、46試合で12勝34敗と苦しい戦いを強いられている。

 昨オフにトレードを繰り返し、10人以上の主力級選手を入れ替える一方で将来を見据えてポスティングシステムで菊池を獲得するなど、解体&再建に着手したマリナーズ。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は1日のツイッターで他球団関係者の「全員をトレードに出そうとしている」との談話を紹介しながらマリナーズが早くも「売りモードに入っている」と伝えた。この日トレードが成立したブルースのほかにエンカーナシオン、ヒーリー、ゴードン、ベッカム、リークら実績ある中堅、ベテラン選手のトレードを画策しているという。

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