大谷、右手に150キロ直撃で悶絶 本拠地は騒然 空振り三振の判定

 ツインズ戦の8回、空振り三振した際、投球を右手薬指に当てたエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス1-3ツインズ」(20日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球、3三振だった。八回の打席で空振り三振を喫した際に150キロ直球を右手に当てて苦悶の表情を浮かべた。四回と六回にも空振り三振を喫しており、今季初の1試合3三振。打率を・250(48打数12安打、7四死球)とした。

 本拠地が騒然となったのは八回だ。先頭で中継ぎ左腕のロジャーズと対戦し、カウント0-2と追い込まれた後の4球目、打ちにいった内角高めの150キロ直球が右手を直撃し、バットを放り投げた。激痛に苦悶の表情を浮かべる大谷の元にベンチからオースマス監督やトレーナーらが飛び出し、右手の打撃用手袋を外して指の状態を確認した。球審が空振り三振と判定したため、大谷はそのままベンチへ下がった。

 大谷は試合後に投球が直撃した右手をX線検査し、骨折はなかったという。オースマス監督が会見で明かした。明日21日に球団ドクター、トレーナーが状態を確認する予定。オースマス監督は「早い時期には戻れる」としているが、同日のツインズ戦は欠場が濃厚となった。

 この日の相手先発は15日の試合で3打数無安打に抑えられた右腕オドリッジ。初回の打席は四球で出塁し、自己最多タイの8試合連続出塁をマークしたが、1点を追う四回は先頭で初球、外角低めのカーブをファウルにした後、2球目、外角低めのスプリットを空振りして追い込まれる。ワンボールを挟み、124キロカーブと150キロ直球をファウルにしてカウント1-2となり、6球目外角高めの142キロカットボールをとらえることができず、空振り三振に倒れた。

 六回の第3打席は2番手右腕ハーパーの初球、外角ストライクのカーブを見送った後、内角低めのワンバウンドのカーブにバットを止めてカウント1-1。3球目、外角低めの143キロ速球が見送りストライクとなり追い込まれると、最後はワンバウンドになった113キロカーブにバットは空を切った。

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