雄星、3戦連続初回失点でメジャー初黒星「流れも空気も悪くなる」

 「マリナーズ4-6インディアンス」(15日、シアトル)

 マリナーズの菊池雄星投手(27)はインディアンス戦に先発し、6回5安打3失点でメジャー初黒星を喫した。92球を投げて3四球、5奪三振、防御率4・23。最速は154キロ。四回以降を無安打無失点に抑え、2試合連続クオリティースタート(6回以上、3自責以下)を記録したが、味方打線の援護に恵まれず、5度目の登板も初勝利を手にすることはできなかった。

 立ち上がりでつまずいた。初回。2死から中前打と四球で一、二塁のピンチを背負うと、5番H・ラミレスにメジャー移籍後最速の154キロを右前適時打。けがから復帰し、今季初打席のキプニスには143キロスライダーを左前へ運ばれ、2点目を失った。

 3試合連続で初回に失点した左腕は「立ち上がりというのはすごく大事にはしていたんですけど、また同じような結果になってしまった」と話し、「連敗でチームが来てる中で初回に2点取られてしまうと、流れも空気も悪くなってしまう。そこはすごく反省してます」と、課題を克服できずに悔しさをにじませた。

 三回には先頭J・ラミレスに左翼席2階へ豪快な一発を浴びたが、そこから六回まで追加点を許さず。四回以降の走者は四球による1人だけ。前回、10日のロイヤルズ戦に続いて中4日のマウンドとなったが、2試合連続クオリティースタートで先発投手の役割を果たした。

 「自分の形、軸となるボールが見えてくれば、四回以降のようないいカウントを作られるピッチングというのができますけど、そういうが初回からもっともっと作っていければ、立ち上がりの失点というのが減ってきますので、当然、立ち上がりは難しさはありますけど、特に初めて対戦するバッターも多いですけど、そうも言ってられないんでね。次以降はしっかりと立ち上がりから自分のボールを投げれるように頑張りたいと思います」

 この日は、1947年にメジャー初のアフリカ系アメリカ人、故ジャッキー・ロビンソン氏がデビューした日。同氏の功績を称え、メジャー全球団の永久欠番にもなっている同氏の「42」をつけてマウンドに立った菊池は「僕自身にとってもすごく大事な日だと思ってましたし、そういう中で投げさせてもらえるチャンスをいただいたというところで何としても勝ちたかった」と話した。

 マリナーズは4点ビハインドの八回に2者連続弾でメジャー記録を更新する開幕19戦連続本塁打とし、1点差に詰め寄ったが、あと1本が出ず。4連敗となり、同じア・リーグ西地区のアストロズに勝率で下回った。

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