イチロー「東京のファン最高」ほろ苦“凱旋試合”もファンの熱烈歓迎に感激

 1回、ライトの守備に就きジャイアンツファンからの声援に応えるマリナーズ・イチロー
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 「プレシーズンゲーム、巨人4-6マリナーズ」(17日、東京ドーム)

 マリナーズのイチロー外野手(45)は「9番・右翼」で出場し、3打数無安打。キャンプ地アリゾナでのオープン戦を含めて実戦21打席連続無安打(2四球含む)で打率を・071(28打数2安打3四球)とした。

 口を真一文字に結んでベンチに下がった。険しい表情でバットの先を確認した。12年3月29日の開幕第2戦以来、2544日ぶりに立った東京ドームのフィールド。実戦21打席連続無安打。結果を残せなかったイチローにとってはほろ苦い“凱旋試合”となった。

 第1打席は二回、無死一、二塁の好機だ。20歳年下の左腕、今村に対し、フルカウントから6球目、137キロ直球を打って中飛。インパクトの直後、走り出しながら肩を落としたのは思い通りの打撃ができてない証だった。

 四回1死二塁の打席はツーボールからストライクを取りにきた直球を打ち損じて二ゴロ(二塁封殺)。六回2死一塁は2番手左腕、田口がカウント2-1から投じた137キロ直球を打って遊ゴロに倒れた。

 バットでは見せ場を作れなかったイチローだったが、初回の守備では坂本がフェンス際まで飛ばした打球をランニングキャッチ。右打者独特の切れていく飛球を好捕すると、4万6315人の観衆からはどよめきと歓声が上がった。

 ファン待望の“凱旋試合”。試合前の練習でもその一挙手一投足に敏感に反応する観客について「いい雰囲気でしたよ、球場はね。東京のファンは品がある」とイチロー。無安打に終わったことには「今日しか来られない人がたくさんいたと思うし、結果出したかったね。でも、いい雰囲気。すごくいい感じです。感激しました」と感謝の意。最後は「すごくいい。東京のファン最高」との言葉を残し、球場を後にした。

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