雄星、メジャー380発主砲から2三振「楽しく1カ月過ごせた」

 「マリナーズ春季キャンプ」(13日、ピオリア)

 マリナーズの菊池雄星投手(27)がキャンプ最終日に実戦形式の投球練習を行った。5イニングを想定し、味方打者のべ18人に対して72球を投げ、4安打2四球5三振だった。

 先発登板が決まっている21日の日本開幕第2戦に向けての最終調整。気温19度、湿度30%。強風が吹く悪条件でのマウンドとなったが、菊池は「すごく投げるのが難しいコンディションではあったんですけど、その中でも徐々に修正できたという意味では次につながりますし、今後、いろんな環境で投げる中で生きるのかなと思ってます。締めくくりとしていい終わり方ができた」とにこやかに話した。

 登板前はマイナー打者が相手と聞いていたという菊池。ところが、先頭で迎えたのは俊足巧打のゴードン。さらにメジャー通算380本塁打のエンカーナシオン、ハニガーと主力が続き、「インコースはさすがに投げ切れなかったです」と苦笑いした。けがをさせてはいけないという重圧の中、主砲エンカーナシオンとは4度対戦し、空振り三振、四球、見逃し三振、遊飛。ゴードンには遊ゴロ、三塁バント安打、中前打。ハニガーには四球、見逃し三振、中飛だった。

 この日は課題にしていたチェンジアップを10球以上投げ、けん制モーションもきっちりこなすなど、多くの収穫を手にした。

 キャンプインしたのは2月12日。この日まで30日を振り返った菊池は「あっという間すぎて、本当に毎日球場に来るのが楽しみで仕方なかったです。休みが欲しいなということは一度もなかったです。毎日、早く朝になってくれないかなと思いながら、楽しく1カ月を過ごせました」と話した。

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