イチローの二盗に敵軍ベンチは騒然「45歳が盗塁したぞ!」
「オープン戦、ロッキーズ2-4マリナーズ」(24日、スコッツデール)
マリナーズのイチロー外野手(45)がロッキーズとのオープン戦に「6番・左翼」で出場し、1点を追う二回に二盗を成功させた。17年9月28日のブレーブス戦以来、514日ぶりとなる実戦での盗塁。後続の適時打で同点のホームを踏んだ。五回の守備で交代し、1打数無安打1四球、1得点だった。
イチローの盗塁にロッキーズの一塁側ベンチが騒然となった。「45歳が盗塁したぞ!」。選手たちの間からそんな声が上がったことを明かすのは、09年から12年途中までマリナーズで同僚だったロッキーズのソーンダースだ。
イチローを師と仰ぎ、「僕のお手本」と尊敬の念を抱く32歳の外野手は試合前のフィールドで再会し、旧交を温めた。この日は交代要員だったため、試合序盤はベンチから観戦。イチローの盗塁には「僕は驚かなかった。これほどまでに肉体を良い状態に保っているのは本当に素晴らしい。体型は昔のままですよ」と話した。