イチロー節炸裂“改善Tシャツ”に「なかなかきついね」
「マリナーズ春季キャンプ」(16日、ピオリア)
マリナーズのイチロー外野手(45)がメジャー19年目、日米通算28年目のキャンプ初日を迎えた。フリー打撃では新フォームで5本の柵越えを放つなど、約2時間半の練習で軽快な動きを見せた。
クラブハウスの壁に張られた「改善」の文字。漢字の下には「KAIZEN」と“読み方”がつけられていた。3月に東京で開幕戦を迎えるチームが「日本」を意識して作製した新たなスローガン。選手の中には背中に「改善」と書かれたTシャツを着る者もいた。
「これはなかなかきついね。僕が着るのはちょっと恥ずかしい」。イチローが率直な感想を口にする。過去のキャンプでユニークなデザインTシャツを日替わりで披露したこともあったが、今回はメッセージ性が強いこともあってか、「どっちかというと内に秘めるもんだしね。ドーンとTシャツに出されてもね。とても抵抗あります」とイチロー節を炸裂させ、取材陣の笑いを誘った。