大谷の元同僚、二刀流挑戦前に“戦力外”

 米大リーグ、マリナーズは21日、今季から内野手と投手の二刀流に挑戦するケイレブ・カワート選手(26)をウェーバーにかけたと発表した。球団はこの日、ヤンキースとのトレードでマイナー内野手のシェド・ロング(23)を獲得し、メジャー40人枠に入れるための措置としてカワートを登録メンバーから外したと説明した。

 昨季はエンゼルスに所属し、全米に二刀流旋風を巻き起こした大谷ともプレーしたカワートはユーティリティ選手として全内野と左翼の5つのポジションで47試合に出場。しかし、打率・134(112打数15安打)、1本塁打、10打点と振るわず、昨年12月に戦力外となり、マリナーズへ移籍した。

 移籍と同時にマリナーズは同選手を内野手兼投手として登録し、今季から二刀流に挑戦させることを発表。古巣エンゼルスのエプラーGMも昨シーズン中から大谷を参考に同選手を二刀流として育成するプランがあったことを明かし、注目を集めていた。

 カワートは今後、他球団がクレームすれば、トレードで移籍するが、獲得意思を示す球団がなければ、メジャー40人枠から外れ、マリナーズの招待選手として2月のキャンプに参加することが予想される。

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