大谷 1位票30票のうち25票獲得 断トツで新人王「バッターで貢献できた」

 大リーグの新人王が12日(日本時間13日)発表され、ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平投手(24)が、受賞した。日本選手の受賞は野茂(95年、ドジャース)、佐々木(00年、マリナーズ)、イチロー(01年、マリナーズ)に続き、史上4人目の快挙となった。

 大谷は現地のテレビ出演で「1年目に取れたのはうれしい。良かったです」と笑顔。イチロー以来の受賞に「こどものころから見てきた。あこがれのような選手」と感慨深げ。

 投打二刀流の選択肢について問われ、「最初は高校卒業のとき、ピッチャーと思っていた。ま、どちらかといえばそうなるかとおもっていた。バッターも楽しくて続けてきた。なかなか難しい」と苦笑い。シーズンを振り返り「数字だけみればバッターで貢献できた。大事なときに抜けたのが心残り」と語った。

 トータルポイント137票(1位票25)で、2位アンドゥハー89票(1位票5)に48票差をつける大差だった。3位トーレスはトータル25票(1位票0)だった。

 大谷は昨オフにメジャー全30球団に近い数のチームが獲得意思を見せる中、エンゼルス入団を決断。打者として104試合に出場し、打率・285、22本塁打、61打点、10盗塁を残し、長打率・564は両リーグ新人1位、出塁率・361はア・リーグ新人1位だった。投手としては6月と9月に右肘靭帯に損傷が見つかり、登板数は10試合に制限されたが、4勝2敗、防御率3・31をマーク。ベーブ・ルース以来、100年ぶりの本格的二刀流選手として大きな注目を集める中、質の高いパフォーマンスを披露し、本物であることを証明した。

 大谷とともに最終候補に残り、最大のライバルと目されていたヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手(23)は次点。正三塁手として149試合に出場し、打率・297、新人二冠となる27本塁打、92打点。47二塁打はジョー・ディマジオの記録を塗り替える球団新人最多だった。

 新人王は全米野球記者協会(BBWAA)に所属する会員の中から選ばれた各リーグ30人が3名連記で投票。1位5点、2位3点、3位1点とし、合計点で決定する。大谷が、最終候補3人の中で唯一、規定打席に達し、シーズン100勝を挙げたチームの主力として活躍したアンドゥハーに勝ったことは、野球を国技とする国で二刀流が認められたことを意味する。

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