レッドソックス、五回に勝ち越し カーショーは五回途中5失点

ドジャース戦の5回、適時打を放つレッドソックスのディバース=ボストン(共同)
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 「ワールドシリーズ・第1戦、レッドソックス-ドジャース」(23日、ボストン)

 米大リーグのレッドソックス(ア・リーグ)とドジャース(ナ・リーグ)が102年ぶりに頂点を争うワールドシリーズ(7回戦制)が開幕。レッドソックスが3-3の五回にドジャースの先発カーショーを攻略し、勝ち越しに成功した。

 セールとカーショー、メジャー屈指の左腕同士の投げ合い。先制したのはレッドソックス。先頭ベッツが中前打からすかさず二盗成功し、ベニンテンディの右前適時打で生還した。右翼プイグが無防備な本塁返球で打者走者は二進。1死二塁から打点王マルティネスが左前適時打を放って追加点を奪った。

 ドジャースも反撃に転じる。二回1死からDHに入ったベテランのケンプがフルカウントからグリーンモンスター越えのソロ弾で1点差に詰め寄る。三回1死一、二塁の好機にマチャドが左前へ同点適時打。ブーイングを浴びせ続けた敵地ファンを黙らせた。マチャドは1点を追う五回1死二、三塁から二ゴロで2打点目を挙げた。

 レッドソックスも地元ファンを前に意地を見せる。五回。先頭ベッツが四球、続くベニンテンディが左前打で無死一、二塁とし、カーショーを79球でマウンドから引きずり下ろす。代わったマドソンからピアースが四球を選んで無死満塁。1死から内野ゴロとキンズラーの適時打で2点を勝ち越した。

 ワールドシリーズ進出を決めた20日のブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第7戦の九回に抑えとして登板し、中2日のマウンドとなったカーショーは五回途中7安打5失点、5奪三振、3四球。一方、体調不良からリーグ優勝決定シリーズ第5戦の登板を回避し、中9日で投げたセールは五回途中5安打3失点、7奪三振2四球だった。

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