“汚い選手”マチャドに大ブーイング ワールドシリーズ第1戦

ドジャースのマニー・マチャド
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 「ワールドシリーズ第1戦・レッドソックス-ドジャース」(23日・ボストン)

 米大リーグ、レッドソックス(ア・リーグ)とドジャース(ナ・リーグ)が102年ぶりに頂点を争うワールドシリーズ(7回戦制)が開幕。試合前の選手紹介でドジャースのデーブ・ロバーツ監督とマニー・マチャド内野手が敵地フェンウェイ・パークの観客から対照的な扱いを受けた。

 歓声と拍手。敵地ファンに温かく迎えられたのはロバーツ監督だ。

 レッドソックスの一員として04年にヤンキースとのア・リーグ優勝決定シリーズに出場。3連敗で迎えた第4戦で1点追う九回に代走で起用され、二盗に成功して同点のホームを踏んだ。崖っぷちで見せた走りは、奇跡の4連勝、さらには86年ぶりワールドチャンピオンにつながる伝説のプレーとしてファンの間で語り継がれている。

 敵将でありながら熱烈歓迎を受けたロバーツ監督は笑みを浮かべてチームの列に加わった。

 しかし、その空気はすぐに一変する。「4番・遊撃」のマチャドが紹介されるや、スタンドからは大ブーイング。20秒にわたり、不満の声がフィールドに響き渡った。

 理由はある。オリオールズ時代のマチャドが17年4月の試合の走塁でレッドソックスの看板二塁手ペドロイアの足を削り、左膝を負傷させている。レッドソックスファンにとっては因縁の選手。今ポストシーズンでもブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦では併殺崩しのスライディングが守備妨害に。第4戦では一塁を駆け抜けた際に相手一塁手の足に接触して乱闘騒ぎに。故意にも見えた一連の行動に敵軍選手から「汚い選手による汚いプレー」と批判。敵地では完全にヒール役となっている。

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