ダル、右肘手術 来春キャンプには万全で

 カブスは12日、ダルビッシュ有投手(32)が同日にテキサス州ダラスで専門医による右肘の骨棘(こっきょく)を除去するクリーニング手術を受けたと発表した。本人はツイッターで来春のキャンプには万全で臨めるとした。ダルビッシュは5月に右上腕三頭筋の腱炎(けんえん)で故障者リスト(DL)入りし、6月には右肘の炎症も判明。8月にマイナーで復帰登板したが痛みが再発し、右肘にストレスがかかって疲労骨折につながる可能性があると診断された。

 鳴り物入りで入団したカブスでの1年目は利き腕の異常に悩まされ、わずか1勝止まりだった。今季中に復帰できないことは既に決まっている。来季の巻き返しに向け右肘のクリーニング手術を受けたのは、ダルビッシュらしい決断といえる。

 5月下旬に右上腕の故障が判明してから、リハビリ生活は3カ月半ほどに及んでいる。右肘はストレスがかかっているため疲労骨折につながる可能性があると診断され、現在はキャッチボールもできない。それなら、投げられない間に骨棘などを取り除いていい状態に持っていった方が、来季への期待はふくらむ。

 ヤンキースの田中も、2015年のシーズン終了後に右肘のクリーニング手術を受けている。だが翌年の3月にはオープン戦に登板。順調に調整を進め、開幕投手の大役も務めた。

 8月下旬、ダルビッシュは「違和感がない状態でキャッチボールするのがまずは目標」と話していた。今回の手術に、本人は来春のキャンプは万全の状態で臨めるとしており、前進したと受け止めている。

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