エンゼルス大谷、笑顔で二刀流調整 指揮官「セイゲンナシになってとてもハッピーだ」

 試合前にキャッチボールをする大谷(撮影・小林信行)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が20日(日本時間21日)、アストロズ戦の試合前に二刀流調整を行った。

 後半戦初戦となる同カードで「5番・指名打者」で出場することが決まっている大谷。試合前に行われた全体練習ではフリー打撃で35スイングのうち柵越えは3本と少なめだったが、鋭いラインドライブの打球を連発した。

 前日19日に右肘の内側側副靭帯の検査を受け、担当医から投手としての復帰にGOサインが出た。マイク・ソーシア監督によると、大谷はすでに前日の検査後にキャッチボールを再開。この日はフリー打撃後に左翼線付近のフィールドへ移動し、通訳の水原氏を相手に約20メートルの距離で15分間、セットポジションを交えながらおよそ60球を投げた。全力で投げることはなかったが、時折、笑顔をのぞかせるなど、リラックスした表情だった。

 大谷の投球再開に指揮官はお気に入りの日本語を交えながら「セイゲンナシ(制限なし)になってとてもハッピーだ。投げることができるようになったことに興奮している」とにこやかに話した。

 戦列復帰については「未来の話をするのは難しい」と前置きしながら「リハビリがすべてうまく進行し、今季中にチームのために投げることを期待している」。また、打者として出場しながら投手のリハビリを並行して行うことには「型はあるが、投球プログラムがどのように進んでいくかにもよるので難しい部分はある。柔軟に考えていかなくてはいけない」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 ビリー・エプラーGMも大谷の投球再開を「いいニュースだ」と喜んだが、具体的なソーシア監督以上に慎重なコメントに終始。復帰までのスケジュールを問われると「その質問には答えられない。彼はユニークな選手なので投球プログラムの進行状況を一日単位で見ていくことが重要。選手の状態がよければ、投げる距離も伸びるだろうし、時間も増えていくことになるだろうが、現時点では答えることはできない」と話すにとどめた。

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