エンゼルス大谷翔平「手も足も出なかった」3年ぶり対決のマエケンに脱帽

 「エンゼルス3ー2ドジャース」(7日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「6番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球。1点を追う九回2死から四球で出塁した後、二盗を成功させ、後続の適時打で同点のホームを踏むなど、サヨナラ勝利に大きく貢献した。日本ハム時代の15年以来、3年ぶりの対戦となったドジャースの前田健太投手(30)には2打席無安打。打率は・278。

 なにもさせてもらえなった。メジャー移籍後初となった前田との対決。二回の第1打席は初球、内角150キロ直球をファウルにした後、高めの148キロ直球を再び、ファウル。積極的に打ちにいきながらも押し込まれるような形で三塁内野席へフライを重ねて追い込まれ、最後はワンバウンドになる138キロのチェンジアップにバットは空を切った。

 四回まで1安打無失点、6三振と好投する前田との2度目の対決は五回。カウント1-2から4球目、内角150キロに詰まらされ、力のない遊飛に仕留められた。

 試合後の大谷は前田の印象について「全体的にまとまってましたし、いいようにやられたのかなとは思う。ああいう投手をしっかり練習していきたいなと思います」。さらに「ゲームメークがやっぱりうまいかなとは思います。もちろん1球1球もそう(素晴らしい)なんですけど、ゲームの組み立て方、きょうも後半まであまり球数を使わずにいっていた。ああいうふうになってくると(攻略は)なかなか難しい。こちらも焦りますし、そういうもって行き方はすごくうまいと思います」と続けた。

 前夜、前田は第2子が誕生し、睡眠時間なしにこの日のマウンドに上がったことを伝え聞くと「おめでとうございます」と祝福の言葉。「寝ずに投げた割には手も足もでなかった。どうしようもないかなと思います」と完全に脱帽していた。

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