エンゼルスのトラウト、サイクルならず…3安打固め打ち 本拠地にMVPコール
「エンゼルス2-3レンジャーズ」(2日、アナハイム)
エンゼルスのマイク・トラウト外野手(26)は「2番・中堅」で出場し、5打数3安打1打点1得点。自身2度目のサイクル安打達成まで二塁打を残す固め打ちだった。チームは中継ぎ陣がリードを守り切れず、延長戦の末に敗れた。
トラウトは初回の打席で左翼へリーグトップタイの19号ソロを放って先制点をもたらすと、続く三回の打席では左翼手の頭上を越える三塁打。さらに六回の第3打席ではカウント2-2と追い込まれながら137キロカットボールを中前へはじき返し、メジャー通算150勝のエース左腕ハメルズから3安打を奪った。
サイクル安打達成まで二塁打を残すのみ。13年5月21日のマリナーズ戦以来となる偉業の懸かった八回の打席は1点リードの無死一、二塁の場面。2番手右腕レクラークの初球、高めの150キロ速球を積極的に打って出たが、一飛に倒れた。
1点を追う延長十回2死走者なしの場面は中飛に倒れ、最後の打者となった。
しかし、MVP2回の若き主砲は六回に出塁した際には今季13個目の盗塁となる二盗に成功。後続の左飛で三塁を陥れるなど、闘志あふれるプレーで本拠地のスタンドからは何度もMVPコールが起こった。