大谷「すごく完成されている投手」バーランダーに4打数無安打3三振と完敗

アストロズ戦の9回、空振り三振に倒れたエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス0ー2アストロズ」(16日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打。2戦連続で2番で起用されたが、アストロズのエース格、バーランダーに3三振を含む4打席ノーヒットに抑えられ、連続安打試合は4でストップ。打率を・325とした。

 前日に続いて2番で出場。「楽しみ」と言っていたバーランダーとの対戦は悔しい打席の連続だった。

 12年サイ・ヤング賞受賞、メジャー通算192勝の右腕に対し、初回の打席は空振り三振。2球で追い来れた後、フルカウントまで持ち込む粘りを見せたが、7球目、足元に消えた140キロにバットが空を切った。スイングの後、ミットの位置を確認する仕草を見せた。

 2点を追う四回は先頭で二ゴロ。悔やまれるのは初球見逃しストライクの後の2球目だ。甘く入った内角スライダーを打って出たが、ライナー性の打球は右翼線側席に飛び込むファウル。1打席目同様、2球で追い込まれ、カウント1-2からの5球目、外角への140キロチェンジアップにバランスを崩され、内野ゴロとなった。

 六回を終えてチーム全体で奪ったヒットは単打2本のみ。

 七回は先頭で打席に立ち、初球の153キロ直球を見逃しストライク、2球目はこの日初めて投じられたカーブを空振り。三たび、2球で追い込まれた後、2つのボールを挟み、カウント2-2から外角低めの140キロスライダーをファウル。しかし、最後は外角高めに大きく外れた154キロ直球にバットが止まらず空振り三振。バットが空を切った瞬間、思わず、天を仰いだ。

 大谷が唇を噛んで悔しさをにじませたのは九回だ。八回までに98球を投げていたバーランダーが続投し、実現した4度目の打席。四たび、2球で追い込まれた後、外角高め、154キロ直球に空振り三振。スタメン出場でノーヒットは2日のオリオールズ戦以来で連続試合安打は4で止まった。

 1試合3三振は4月19日のレッドソックス戦以来、自身2度目だが、同じ投手からはメジャー移籍後初。一人の投手に4打席とも抑えられたのもは初めて。

 試合後の大谷は「素晴らしい投手だなと1試合を通して感じましたし、トータルしてすごく完成されている投手だと感じました」と話した。

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