エンゼルス・大谷、6連勝呼ん打ァ 初二塁打だ!3度目マルチだ!
「ロイヤルズ4-5エンゼルス」(13日、カンザスシティ)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)はカンザスシティーでのロイヤルズ戦に「7番・指名打者」で出場し、二回に初の二塁打、八回に中前打を放って5-4の逆転勝ちに貢献した。3度目の複数安打で指名打者として先発した全7試合で安打を記録。チームは6連勝した。
大谷がつなぎの一打で逆転勝利に貢献した。3-4の八回無死一塁でこの日2安打目を中前へ。「下位から上位に向かっていく部分ですごくいいヒット」と好機を広げると、打線は畳み掛けて2点を奪い、ひっくり返した。
昨季まで4年連続で50試合に登板の右腕グリムに2球で追い込まれた。続いてカーブ、速球とボール球を見送り、5球目の低めへのカーブを「浮き気味に来たので、何とか打てた」と巧打した。犠打で二、三塁となり、代打バルブエナが同点打。最後はキンズラーの犠飛で大谷が勝ち越しのホームに滑り込んだ。
打順が8番から7番に昇格しても特別な意識はなかった。1打席目にメジャー初二塁打を左翼線に落とし、3度目の複数安打。前夜の3点三塁打も、この日の2安打も、追い込まれてから快音を響かせた。「2ストライクからは普通、打率が急激に下がるが、いい打撃ができているのはいい傾向」とコンパクトな打撃の成果を強調する。
チームは連勝街道を走る。投打にフル回転する大谷が出場すれば9勝1敗だが、欠場すると3勝2敗に勝率は落ちる。早くもチームに欠かせないピースになっている。





