エンゼルス大谷翔平、開幕ローテ入り当確 “ライバル”2投手にマイナー行き通告

ナギー投手コーチ(右)と投球フォームをチェックする大谷(撮影・小林信行)
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 「エンゼルス春季キャンプ」(22日、テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)の開幕先発ローテーション入りに当確ランプがともった。

 エンゼルスはこの日、先発候補のニック・トロピアーノ(27)、パーカー・ブリッドウェル(26)両右腕にマイナー3A行きを通告。これにより先発6人制を推し進めているチームはギャレット・リチャーズ(29)、タイラー・スカッグス(26)、マット・シューメーカー(31)、アンドリュー・ヒーニー(26)、JA・ラミレス(29)の5人に大谷を加えた6人でローテーションを組むことになりそうだ。

 ソーシア監督はこの日、大谷がキャンプ最終日の24日に行われる紅白戦に先発すると発表。ナギー投手コーチは「5イニング、球数は75~80球を予定している」と話した。また、大谷の登板が同日開催のダイヤモンドバックスとのオープン戦ではなく、紅白戦になった理由について「1イニングの球数を制限し、きっちり5回、80球を投げさせるため」と説明した。

 大谷はここまで練習試合2試合を含む4試合に先発し、8回1/3を投げて17失点と結果を残せていない。しかし、指揮官は「必要な状態まで近づいている」と評価している。

 この日の大谷はブルペンで直球にカーブとフォークの変化球を交えながら38球を投げた。投球後は投球の様子を撮影した動画を同投手コーチらと見ながら投球フォームを確認。スタンスを変えてシャドーピッチングを試みるなど準備に余念がなかった。

 29日の開幕前最後の先発となる可能性が高い2日後の紅白戦については「自分の投げ心地、キャッチャーとの感じ、バッターとの距離感、そういったトータル的に試合で必要なことを確認できればいいと思います」と話した。

 開幕を3Aで迎えることになったトロピアーノは右肘手術から復帰したばかりだが、ここまでオープン戦3試合に登板(先発2試合)し、2勝0敗、防御率3・12と好投。一方、昨季10勝でさらなる飛躍が期待されているブリッドウェルはオープン戦6試合(先発3試合)で0勝1敗、防御率7・91と精彩を欠いていた。

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