大谷、5連続含む8K 投手コーチうなった!2回2/3を2失点もアウト全て三振

 「練習試合、ブルワーズ-エンゼルス」(2日、メリーベール)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)はブルワーズのマイナー中心の練習試合で2度目の実戦登板。二回が2死で終わるなど変則ルールで行われ、2回2/3を4安打2失点だったが、5連続を含む8奪三振と、8個のアウトは全て三振で奪った。

 斬って斬って、斬りまくった。初回、大谷が先頭を外角低めの152キロ直球で見逃し三振。“ショウ・タイム”の幕開けだ。2番には二塁打を許したが、そこから連続三振。斬った2人は6日前の初先発で対戦しているメジャー経験者で、直球はこの日最速の156キロを計測した。

 二回は3連打で2点を失ったが、後続2人をフォークと左打者への外角スライダーで連続三振。この日は投手の調整を優先した試合で、この回の球数が20に達したため攻守交代が告げられた。

 前日のブルペンでは入念に投球動作を確認。軸足への体重のかけ方から投げ終えるまで。一連の動作を体に覚え込ませるように何度も繰り返した。「(マウンドの)傾斜はちょっと強いので、正しく投げれば軽く投げてもそれなりのボールがいく。順序を守るのはすごく大事」

 この日は味方の攻撃中に左翼線際のブルペンで壁当てをした。ベンチに座り続けて体を硬くした前回登板の反省を生かした。

 三回は圧巻の3者三振。投じたスライダー全6球でストライクを奪い、「カウント球の変化球をしっかりコントロールできた」。相手はマイナー選手主体とはいえ、5者連続を含む8奪三振にナギー投手コーチも「数字がすべてを物語っている」とうなった。

 中5日の合間には2日目と3日目に指名打者で出場した。「確実に一歩ずつ前進している」。課題を克服しながら大谷が目標に向かって突き進む。

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