大谷翔平“無人ブルペン”でフォーム確認 2度目の先発へ入念

無人のブルペンでシャドーピッチングを繰り返す大谷(撮影・小林信行)
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 「エンゼルス春季キャンプ」(1日、テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は先発予定の2日(日本時間3日)のブルワーズとの練習試合に備えて、キャッチボールなどの軽めのメニューで調整した。練習終盤には捕手のいないブルペンで入念に投球フォームを確認した。

 プレートに掛けた右足をじっと見た。捕手のいないブルペン。ボールを握ったままのシャドーピッチング。重心の置き方を確認するかのように、大谷がセットポジションからフォロースルーまでの一連の動作を繰り返す。時にはセットで5秒以上静止したり、時には自身の体に記憶させるかのように高速で投げたり…。

 その後は通訳の水原氏に座ってもらい、キャッチボール程度の力で23球を投げた。最後は再びシャドーピッチング。同氏のスマートフォンで投球フォームを録画してもらう念の入れよう。この日は登板前日のため、予定通り会見は行わなかったが、日本とは傾斜角度が異なる米国のマウンドに順応しようとしているようだった。

 2日は実戦2度目の先発。二刀流実現への条件となる先発6人制のための中5日の調整を初めて経験した。登板翌日は肉体回復を目的としてキャッチボールもフリー打席も行わなわず。2日目と3日目は指名打者で試合に出場し、試合前にはキャッチボールとフリー打撃を行った。4日目はキャッチ-ルの後、ブルペンで34球を投げたが、フリー打撃はなし。5日目となったこの日はウォームアップとキャッチボール、最後にブルペンでフォームをチェックした。4日目も指名打者として出場する可能性もあり、今回の調整法をベースにアレンジしていくことになりそうだ。

 2日にブルワーズの本拠地メリーベール・ベースボール・パークで行われる練習試合は当初、無観客試合となる予定だったが、ブルワーズ側からの提案で同日午後に開催されるマリナーズ戦のチケットを購入すれば観戦が可能になった。出場メンバーはマイナー選手主体の練習試合だが、NHK・BS1が生中継する。

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