スゴ腕代理人・ボラス氏、大谷の二刀流活躍に太鼓判

 日本ハムの大谷翔平投手(23)が9日の会見で今オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すことを発表した。米国でも投打の二刀流選手が誕生するのか注目を集める中、らつ腕代理人として知られる「ボラス・コーポレーション」代表のスコット・ボラス氏(65)がデイリースポーツの単独取材に応じ、メジャーでの二刀流実現に太鼓判を押した。

 日本を訪れ、自分の目で確認したからこそ断言できる。全米が注目するメジャーでの二刀流の実現。大谷は二刀流選手として活躍できるのかどうか。ボラス氏は大谷が日本ハムの所属選手であることを考慮し「一般論として」と前置きした上で、こう言い切った。

 「日本で打率3割、20本塁打を打ち、100マイル(約161キロ)のボールを投げて2桁勝利を挙げる。そんな才能ある選手が実際に存在するとしたら答えはイエスだ」

 関係者によると、同氏は今季、複数回来日して試合を観戦。「日本の野球は非常に質が高い。そこで結果を残している選手が、どれほど優れた選手かは説明するまでもない」と言い切る。

 とはいえ、メジャーにおける真の二刀流は、およそ100年前に活躍したベーブ・ルース以降、誕生していない。それでも同氏は「非常にまれなケースだが、ルースは先発投手と野手を両立させた。同じような能力を持った選手にもそれが可能だということをルースが証明している」と熱弁を振るった。

 経済誌「フォーブス」で「世界で最も影響力を持つスポーツ代理人」に5年連続1位となっているスーパーエージェントが語った「一般論」。大谷のメジャーでの二刀流実現に太鼓判が押された。

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