イチローの同僚、史上6人目の60本塁打ならずも初の打点王 異例の“カーテンコール”
「マーリンズ5-8ブレーブス、最終戦」(1日、マイアミ)
米大リーグ、マーリンズのジャンカルロ・スタントン外野手(27)は史上6人目のシーズン60本塁打はならなかった。
大きな節目にあと1本に迫っていたスタントン。前日の試合後にマッティングリー監督が明言したとおり、打席数を与えるために「1番・右翼」で出場し、一発はなかったが、5打数2安打1打点。五回の適時打でシーズン132打点とし、自身初の打点王に輝いた。
最後の打席となった九回は地元ファンのMVPコールが響き渡る中、空振り三振。悔しさをにじませベンチに戻った主砲に対し、本拠地スタンドは異例の“カーテンコール“で健闘を称えた。ベンチから姿を見せたスタントンは周囲を観客席に向かって右こぶしを突き挙げた後、左胸を叩いて感謝の気持ちを伝えた。
14年にホームランのタイトルを手にしているスタントンは、6月まで月間平均7本の“スローペース”だったが、6月下旬に打撃フォームをクローズド・スタンスにしたことで打撃が向上。7月に12本塁打を放つと、8月は同月メジャー最多タイの18本と量産し、一気に自己記録(14年37本塁打)と球団記録(42本塁打)を更新した。
過去2年はケガや死球などで長期の戦線離脱を余儀なくされたが、今季は大きなケガもなく、出場試合数159、打数597ともにキャリアハイをマーク。ホームラン59本のうちメジャー最多の26本が勝ち越し、もしくは逆転につながっており、チームの勝利に大きく貢献した。
過去に年間60本塁打を達成した選手は5人。01年にメジャー最多となる73本塁打を放ったバリー・ボンズ(ジャイアンツ)、70本(98年)と65本(99年)の記録をもつマーク・マグワイア(カージナルス)、3度達成(98年66本、99年63本、01年64本)のサミー・ソーサ(カブス)、60本(27年)のベーブ・ルース(ヤンキース)。そして、61年にルースの記録を破る61本塁打を打ったロジャー・マリス(ヤンキース)。

