ヤンキース、昨季本塁打王をリリース 昨オフに日本行き検討のカーターがFAに
米大リーグのヤンキースは11日、メジャー40人枠から外す手続きを取っていた昨季のナ・リーグ本塁打王、クリス・カーター内野手(30)のリリースを正式発表した。
昨季はブルワーズでナ・リーグ最多タイの41本塁打をマークしたカーターは2月にヤンキースと1年300万ドル(約3億4千万円)で合意。しかし、ここまで62試合に出場して打率・201(184打数37安打)、8本塁打、26打点。6月23日に一旦は“戦力外”となったが、一塁手のオースティンのけがなどにより同30日にメジャー復帰。同日のアストロズ戦で5打数2安打2打点と結果を残したが、その後は17打数3安打と精彩を欠いていた。
メジャー8シーズンの通算成績は750試合、打率・217、158本塁打、400打点、951三振。14年に37本塁打、昨季は41本塁打を記録する一方で13年と16年はリーグ最多三振。今季もすでに76三振を喫していた。
昨オフは年俸調停権をもち、年俸800万ドル(9億1千万円)が予想されたことから移籍交渉が難航。同選手の代理人が日本でプレーすることも選択肢にあると発言したため、その動向が注目された。