マーリンズ・田沢、笑顔なき移籍後初勝利「どちらかと言うと反省多い」

 「マーリンズ5-4メッツ」(15日、マイアミ)

 マーリンズの田沢純一投手(30)は1点を追う八回に3番手で登板し、1回1安打1失点。しかし、チームは八回の攻撃で逆転に成功し、昨年8月31日のレイズ戦以来の勝利投手となり、移籍後初勝利を手にした。

 劇的勝利に沸く試合後のクラブハウスで田沢が顔をしかめた。2-3の八回に登板し、1死からカブレラにソロ本塁打を浴びた。カウント2-2と追い込んだ後に投じた151キロ直球を右翼席2階へ運ばれた。

 「ちょっと抜けたかなという感じ。ちょうどバッターの振れるところに行った」。

 今季6試合目の登板で3本目のホームラン。その後は引きずることなく、セスペデスを空振り三振に仕留めるなど、後続を断ったが、「あと一歩という感じですね。調子自体は悪くないんですけど、ああいう1球に泣くことが多いと思います」と振り返った。

 味方打線が奮起したのは田沢が八回を投げ終えた後だ。1死一塁から3番イエリチが右中間へ2号2ランを放って同点に追いつくと、主砲スタントンの中越え3号ソロで逆転に成功。1点リードの九回を守護神ラモスが締めて、田沢に勝ちがついた。

 昨オフにレッドソックスからフリーエージェント(FA)になり、マーリンズへ。記念すべき、移籍後初勝利だったが、「あまりそこは…」と田沢。「打ってくれたバッターに感謝かな、と。どちらかと言うと反省が多いと思います」。最後まで笑顔はなかった。

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