大谷 メジャー大型契約1年目から可能 ウインターミーティング閉幕

 米大リーグの球界関係者らが一堂に会するウインターミーティングが8日(日本時間9日)、4日間の日程を終え、閉幕した。イベント期間中の主役の一人、17年オフにもポスティングシステムを使って大リーグ移籍する日本ハムの大谷翔平投手(22)が移籍1年目から大型契約を手にできる可能性があることが分かった。

 今月1日に施行された新労使協定は、ドラフト対象外の外国人選手で25歳未満の場合はプロであってもマイナー契約と定めている。

 17年オフにも大リーグに挑戦する大谷も特例は認められていない。しかし、複数の関係者は「1年目でもメジャー昇格に合わせて契約形態を切り替え、さらにシーズン途中で長期契約を結ぶことはできる」と主張する。

 この点について労使協定に詳しいMLB関係者は本紙の取材に対し、「その場合は規則違反がないか、段階を踏んで見ていく。6年の保有権を持つ球団が選手と長期契約をする理由を精査し、長期契約ありきのメジャー昇格であれば『迂回』とみなす」と説明。つまり、規則違反とみなされなければ問題なし。1年目途中であっても長期の大型契約は可能となる。

 別の大リーグ関係者は、マイナー契約を利用する考え方もできるという。「マイナーで二刀流の調整をし、万全を期してからメジャーでプレーするのもいい」と“ウルトラC”の可能性を示した。

 大リーグ機構と同選手会が新労使協定に暫定的に合意したのは11月30日。正式合意までは1カ月を要するという。新協定の制限がなければ、年俸総額は250億円とも言われている。メジャーリーグのオフ最大イベントを、大谷が盛り上げたのは間違いない。

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