黒田10勝目で5年連続2桁勝利達成
「ヤンキース5‐1レッドソックス」(3日、ニューヨーク)
ヤンキース・黒田博樹投手(39)は3日、レッドソックス戦に先発し、7回4安打1失点で5年連続2桁勝利となる10勝目(8敗)を挙げた。自身が持つメジャー日本投手のシーズン連続2桁勝利の記録を更新した。
五回まで二塁さえ踏ませない安定した投球。区切りの勝利に黒田は「継続することはすごく大事。どの年齢になっても日本人がこっちでできるというのは自分自身で誇りに思う」と胸を張った。
昨年は8月中旬以降、6連敗でシーズン終了。「あの時期にチームに貢献できなかった悔しさはずっと持っている」。今季は8月17日以降、3勝1敗。登板間の投球練習を省略したり球数を減らしたり、疲労軽減のための工夫が奏功している。
チーム最年長投手ながら、ただ一人、先発ローテを守り続けている。35歳から積み上げてきた連続2桁勝利。「周りの目をいい意味で覆すことが自分のエネルギーになっている」。ここまで174投球回。順調に行けば残り5試合。4年連続200投球回も見えてきた。





