マー君、キャンプイン「すごく興奮」

 「ヤンキース春季キャンプ」(15日、タンパ)

 楽天からヤンキースへ移籍した田中将大投手(25)が、フロリダ州タンパでバッテリーのキャンプ初日を迎えた。ブルペンでは32球の投球練習。今季の年俸総額6100万ドル(約62億8000万円)の“メジャー最強先発トリオ”の1人として、堂々の投球を披露した。

 壮観だった。バッテリーのキャンプ初日に、いきなり“メジャー最強先発トリオ”が、ブルペンでそろい踏みした。

 年俸2300万ドルのサバシアと、同1600万ドルの黒田。その2人の間で投げたのが、同2200万ドルの田中だった。3人の年俸を合わせれば6100万ドル、日本円で約62億8000万円の、超豪華メンバーだ。

 田中はキャンプ初日のこの日、黒田と談笑しながらグラウンドに入った。「新しい刺激。今までにないものがありますので、すごく興奮しました」。メジャー7年目の先輩に声をかけられ、キャッチボールのあと、ブルペンで投球練習した。

 10分の時間制限。2日前の自主トレでの初ブルペンと同様、フォーシーム、ツーシーム、スライダー、スプリットを計32球を投じた。球団幹部や首脳陣が見守ったが「周りを見る余裕はなかった。早く投げなきゃ、って感じでした」と苦笑。それでも「力みすぎたり、というのはなかった。1回目よりはよかった」と浮足立つことはなかった。

 わずか40分の屋外練習。想定外だったのは1マイル(約1・6キロ)の距離を走る最後のメニューだった。一番の思い出となる出来事は?との問いに「1マイル走、きつかったかな、って」と言って笑いを誘った。

 この日は日米の報道陣約150人が注目し、約50人のファンからは「ガンバッテ!」などの声援が飛んだ。「これだけ注目していただけるのはうれしいこと」と感謝しながらも「グラウンドではまだなにも結果を出していないので、まずそこに向けて準備を進めていきたい」。興奮の一日を終え、冷静に話した。

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