ジーター今季で引退…もう一度世界一に

 ヤンキースの主将を務めるデレク・ジーター内野手(39)が12日(日本時間13日)、自身のフェイスブックで今季限りでの引退を表明した。「2014年がプレーする最後のシーズンになる」などとする署名入りの文書を公開した。

 足のけがを繰り返し、17試合の出場にとどまった昨季を「厳しい1年だった」と表現。「楽しみながらやってきたことが、苦しみに変わった。野球が仕事のように感じ始めたら次の行動を起こすときだ」とつづった。

 1995年のデビュー以来、ヤンキース一筋。華麗な遊撃守備と勝負強い打撃でファンに愛され、5度の世界一に貢献した。通算成績は歴代9位の3316安打、打率・312、256本塁打、1261打点。米大リーグ機構のセリグ・コミッショナーも引退表明を受け、「彼以上に大リーグの象徴といえる人物はいない」との声明文を出した。

 「今、後悔はまったくない」。こう言い切ったジーターは「もう一度、世界一になりたい」と、最後のシーズンに臨む意気込みを言葉にした。

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