加藤豪将、WBCで日の丸背負いたい

 日本初のプロ野球選手が誕生、沢村栄治が投げ、ベーブ・ルースが打つ。伝説の日米野球から80年、記念の年に米国でドラフトされた選手がメジャーデビューを果たすかもしれない。その期待のホープはヤンキース傘下に所属する加藤豪将内野手(19)だ。若き侍がプロ2年目にかける思いとともに阪神・藤浪との対決やWBC日本代表入りの夢をデイリースポーツに熱く語った。

 ‐プロ2年目を迎える今の心境は?

 「初めてのフルシーズンですから去年は50試合しかやってませんが、最後の方は体力がなくなっていた。コンスタントに打つ、守る、体調を管理することに頑張りたい」

 ‐オフの取り組みで意識している点は?

 「足と体幹を重視し、走れる筋肉をつくっています」

 ‐食事で気を付けている点は?

 「食が細く、高校に入って体重を増やそうと4年間(米・加州の高校は4年制)いろんな食べ物を試しました。プロテインバーや納豆、豆腐、ハンバーガーとかのジャンクフード。太ってもすぐに落ちちゃうんです。でもある時(日本ハムの)大谷選手がご飯を8杯食べると知ってからは、朝、昼、晩、それぞれ3杯食べてその間にパンとかを食べるようにしています。それが一番合ってる。日本人なのでご飯の吸収がいいのかなと。でもホントにつらいです」

 ‐大谷の名前が出ましたが、阪神・藤浪も含め、同じ94年生まれでプロ2年目。意識するところはある?

 「大谷選手はすごく速い球を投げていてコントロールもいい。藤浪選手は1年目から2桁勝ってすごいと思いました。同じ日本人、年齢で2メートル近い選手がいると知って最初は驚きました。今年に向けてフォームを改善しようとしていることもすごいと思いました。いつかぜひ、アメリカに来ていただいて対戦したいです」

 ‐高1の夏に日米親善試合で米国代表として対戦した。日本の野球の印象は?

 「試合前の練習を見て、『なんじゃこれは!』と。こんな細かいフィールディングをする人もいるんだって思いました。同じ野球なんですけど、アメリカと日本は全然違うと思いました。とてもいい経験になりました」

 ‐プロには世界一を決めるWBCがあるが、プレーしたい気持ちはありますか?

 「はい、もちろん。WBCに選ばれる機会があったら日本代表で出たいです。でも今はそこまでのレベルにはなってないので一つのゴールとして置いてます。日本の選手たちと一緒に日本の野球をしたいです」

 ‐プロ1年目を振り返って

 「1週間に6試合あって全然打てない週が絶対に出てくる。高校では1週間に3試合だったので、打てない日があっても次の日の練習でアジャストメントできたのですが、それができなかったのは厳しかったです。フィジカル的に疲れが出るわけじゃなく、1回打てないとメンタルの方でどんどん転がり落ちるという感じになる。1打席1打席を大事にするという気持ちでやっていかないと結果が出ない。メンタルの切り替えを学びました」

 ‐成績を見る限り、スランプがあったとは思えない。

 「多いとは言いませんがありました。ただ、シーズンが始まる前は2割以下の打率でも仕方がないと思っていましたが、ある程度の結果を残せたので通用しそうだという手ごたえはありました。対戦した投手はほとんど93~95マイル(150キロ前半)、時には97~100マイル(150キロ後半)の速球を投げていました。そういった投手からヒットを打てたことで多少自信もついたと思います」

 ‐やれるという気持ちが生まれた瞬間は?

 「初めての打席でした。サインした日(6月19日)に試合があり、僕はプレーしなかったのですが、96、97マイルのボールを見て、『本当にここにいていいのか?』って気持ちになり、その日は寝られませんでした。翌々日が試合だったんですが、1打席目に打席に入るときに『思い切り打っていこう』という気持ちで1球目、内角の93マイルをライトにファウルにしたんです。そのファウルで去年は決まったという感じがしました。最終的にはライトライナーだったんですけど、1球目を振ってなかったらシーズンはどうだったかなというぐらい大きな1球でした」

 ‐守備に対する手ごたえは?

 「打球が高校より速いと思っていたので、(前に出ずに)低い感じ(姿勢)で待つように変えました。ただ、ヤンキースはポジショニングをすごく変えるんです。二塁手が二塁ベースの裏に守るとか、すごい極端なシフトなんです。そういうの、僕、やったことがないので、びっくりしましたし、苦労しました。僕は守備にものすごいプライドをもってるんですけど、それを変えるのにすごく時間がかかりました」

 ‐中学時代に守っていた遊撃手は?

 「教育リーグはショートしかやらなかった。コーチに聞くと、思い切ってやらせてみたと言ってました。両方できたら僕の株は上がるので準備はしようと思っています」

 ‐昨季の背番号は高校時代の「24」ではなく、「19」だった。

 「僕がサインした時にはバーンズ選手(15巡目指名の外野手)が『24』を取っていたので、まあ、しょうがないな、と。(正二塁手だった)カノ選手(昨年12月にマリナーズへFA移籍)がいなくなって『24』が空いたので、だれかが取る前に僕が早く(メジャーに)行かないと、と思っています」

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