黒田、99球で無念の降板…2被弾悔やむ

 「ヤンキース4‐3レンジャーズ」(25日、ニューヨーク)

 同点の七回2死一塁、口を真一文字に結んでベンチに下がる姿にヤンキース・黒田の気持ちが見えた。

 三者凡退に抑えた六回を「あそこから最後の力を振り絞って、いくら投げろと言われても投げれるようなハイな状態でした」と振り返り、99球での降板に悔しさをにじませた。

 この日のカギは9番打者だった。初対決。メジャー通算98試合出場のマーチンに2打席連続本塁打を許した。「1発目はすごく不用意でした。自分の中では一番悔しい、防げるホームラン。それが2本目につながった」。いずれも追い込んでの失点だった。

 ダルビッシュとは前回の対戦で投げ負けている。「ゲームをつくって勝ちをもたらさないといけないと思ってました」。今回は相手よりも長いイニングを投げた。試合後の黒田は開口一番、「チームが勝ってよかった」と言った。

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