ダルOP戦初登板で2回6人斬り&2K

 「オープン戦、レンジャーズ8-14ホワイトソックス」(26日、アリゾナ州サプライズ)

 MLBは26日(日本時間27日)、各地でオープン戦を行い、レンジャーズのダルビッシュ有投手はアリゾナ州サプライズでのホワイトソックス戦に初登板し、先発で2回を無安打無失点、2三振だった。

 ヤンキースのイチローはフィリーズ戦に「2番・右翼」で出場し、3打数3安打、初盗塁も決めた。

 2年目のオープン戦初登板は、ほぼ完璧と言える内容だった。レンジャーズのダルビッシュが予定の2回を投げて一人の出塁も許さず、速球主体の28球で6人を淡々と片付けた。

 右腕は「真っすぐは良かったと思う」と振り返る。球速はシーズン中と変わらない150キロ台半ばを記録。「まだ最初で向こう(打者)も本調子ではないと思うので」と言うが、昨季25本塁打のリオスを150キロに迫る球で二飛に仕留めるなど球威が目を引いた。

 「紅白戦と、緊張感というか、空気が違う。数カ月ぶりに入って大丈夫かなというのがあった」そうだが、それも杞憂(きゆう)だった。ワシントン監督は「経験を積んで、精神的に強くなっている。良い仕事を見せた」と褒め言葉を並べた。

 オフの徹底したトレーニングで昨年より筋力量を増やし、体重を減らしてキャンプイン。「(体重は)100キロぐらいだけど、ランニングしていても楽。投げやすい感覚がある」と言う。次の登板は3月4日のパドレス戦。開幕投手の呼び声も高い背番号11が、開幕に向けて順調に滑り出した。

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