“音だけで競う”新たな賞レース『漫談王』、初代王者は宮下兼史鷹!アウェー大阪で歓喜…客席から相方・草薙も祝福
「マイク1本」で話芸を競うMBSラジオ発の新たな賞レース『漫談王』が9月19日に開催。それぞれカラーが異なるファイナリストたちを制し、初代王者に宮下草薙の宮下兼史鷹が輝いた。
■「マイク1本」で競う、新たな賞レース『漫談王』2026年6月、お笑い界に誕生した新たな賞レース『漫談王』は、「話芸に秀でた喋り手、次世代のラジオスターの発掘」を目的に誕生した。
1256人のなかから、準決勝を経てファイナルに進出したのは、野村尚平(吉本興業)、ちぇく田(Sony Music Artists)、ガリガリガリクソン(吉本興業)、藤原花和(アマチュア・高校生)、宮下兼史鷹(太田プロダクション)、大東翔生(吉本興業)、渡辺銀次(吉本興業)、日下れいな(吉本興業)、真輝志(吉本興業)の9人。
初開催ながら、芸人だけでなくアナウンサーや現役高校生も交わるなど、個性豊かなファイナリストが集結。審査員はラジオプロデューサーの橋本吉史氏をはじめ、浅越ゴエ、中山功太、濱田祐太郎、ふかわりょうといった話芸のプロたちが務めた。
■“音だけでおもしろい”を競う異色ルール審査基準は「音だけでおもしろい話芸」。大会の模様はラジオ音声のみで放送され、審査員もファイナリストの姿を見ずに審査するという異色のルールで進められた。
ファイナリストはA~Cブロックに分かれ、それぞれ5分間の漫談を披露。Aブロックでは、プロ芸人を抑えて高校生スタンダップコメディアンの藤原が勝ち上がった。続くBブロックは、ピン芸人でR-1ファイナリストでもある真輝志が制した。
最後のCブロックでは、野村と宮下に2票ずつ、大東に1票が入り、野村と宮下が同票に。大東に投票していた濱田審査員が宮下に票を入れ、宮下がファイナルステージへの進出を決めた。
■初代王者は宮下兼史鷹、草薙も客席から祝福ファイナルステージは、くじ引きの結果、藤原、宮下、真輝志の順番に。昔話「金太郎」を独自に解釈したネタで会場を沸かせた宮下が3票を獲得し、初代王者となった。
客席には、プライベートで観覧に来ていたという相方の草薙も。宮下が「草薙! 俺、漫談王になったぞ!」と叫ぶと、草薙も「嬉しい!」と声を上げ、優勝を喜んだ。
■初の賞レース制覇に感激「本当に今、嬉しいです」コンビ・宮下草薙として活躍し、これまでR-1グランプリやM-1グランプリでも健闘してきた宮下だが、賞レースで優勝したのは今回が初。
大会直後におこなわれた囲み取材で、「『漫談王』って聞いた瞬間、僕のための賞レースが始まってくれた!という喜びと、やっぱり『初代漫談王』という字面の強さに恋い焦がれて参加させていただいたので。本当に今、嬉しいです」と喜びをあらわにした。
個性豊かなファイナリストが揃った今大会で、「意識していたメンバー」を聞かれると、「やっぱり同じブロックになりたくなかったのは銀次さんですかね。まさに優勝候補というイメージが強かったんで、そういう意味ではブロックが分かれた時にすごく安心しました」と、さまざまな賞レースで躍進を続けるドンデコルテ・銀次の名前を挙げた。
開催地が大阪で、ファイナリスト9人中6人が吉本興業所属という、いわばアウェーの環境で勝ち抜いた宮下。「やっぱり関西とか大阪とかつくと、太田プロっていう事務所からすると萎縮する土地なんですよね。関西弁が聞こえてくると、『自分って面白くないんじゃないか』っていう思いすら湧くくらい」と赤裸々な思いを明かした。
続いて、「そのなかで単身太田プロから乗り込んで戦えたっていうのは嬉しいですし、自分で言うのもあれですけどかっこいい部分だなって思います」と笑顔を見せた。
『関西みらい銀行presents MBSラジオ漫談王決定戦2026』の模様は、ラジオやポッドキャストを聴けるアプリ「radiko」にて配信中だ。
取材・文・写真/つちだ四郎
(Lmaga.jp)
