ついに日本上陸、神戸の没入型「アートなディナー」で斬新グルメ体験…誰でも芸術家に?
「所有」よりも「体験」が重視される時代と言われる中、「食」に対しても、料理そのものはもちろん、味わう空間や世界観を重視する人も増えてきている。そんな中で、ドイツ生まれのユニークなグルメ体験が日本に初上陸し、神戸で楽しむことができるように。
ゴッホやピカソ、ダリら7人の著名な芸術家の作品をモチーフにした、音楽や映像、照明による空間演出の中で、コース料理が楽しめるディナーショー『7 Paintings - The Art of Dining』が、新神戸駅直結の「ANAクラウンプラザホテル神戸」(神戸市中央区)で開催中だ。
■ 日本で唯一、斬新なグルメ体験のテーマは「アート」。神戸で体験してみた同ホテル36階から神戸の街並みと海の絶景を望みながら、まずはウェルカムカクテルを。つづいて、イーゼルのモナリザが微笑むテーブルに案内される。3Dプロジェクションで映し出された専用の部屋が、ディナーの舞台となる。
ここからはミケランジェロ、バンクシー、パブロ・ピカソ、ジャクソン・ポロック、アンディ・ウォーホル、サルバドール・ダリ、フィンセント・ファン・ゴッホ、彼らの作品にインスパイアされた料理が、映像や音楽やユニークな演出とともに、ひとつのストーリーになるように展開される。
■ まるで「注文の多い料理店」!?描いたり、謎を解いたり、料理の仕上げに参加このディナーの最大の特徴は、ゲストもアクティビティに参加するというところだ。「人に芸術を食べさせたら、ディナーが終わる頃には、偉大な芸術家になる」ことを、「ストーリーテラー」を務めるミケランジェロが約束して、ディナーがスタート。
コース中に、彼のナビゲーションにより、赤黄緑のカラフルなサラダソースをつかって絵筆でキャンパスに絵を描いたり、スプレーアートをしたり…という「芸術体験」のパートも登場する。
こうしたアート体験のほかに、コースの演出には、「謎解き」のパートなどもあり、料理の提供の仕方、ひとつひとつがユニーク。逆に言うと、提供された料理を、出されたそのままの状態では食べることができない。プレートがサーブされるごとに、料理の仕上げに参加する、という体験が楽しめるようになっていて、約2時間30分はきっとあっという間に感じるはず。
注目のコース料理は、7人の芸術家に合わせて、イタリアやイギリス、アメリカ、スペインなどの各国の料理を提供する形で、トマトプラリネ、仔牛のツナソースとトリュフ、サワラのティエピド、和牛ほほ肉のバローロ煮込みなど、デザートまで計7皿が登場する。
現在、日本でこの没入型のショーが体験できる場所は、同ホテルのレストラン&バー「Level36『Hiroba』」のみ。演出アイテムは全て本国・ドイツから届けられ、「7 Paintings」の担当者も来日して設定を確認。メニューも骨格が決まっており、それに合わせて現地シェフが現地食材で季節に合わせて作り上げることになっている。
「Level 36」料理長の渡辺直樹さんは、「本国ドイツから、料理の形やカラーなどの指定がありますが、その制約の中でメニューを考えることは、自分にとってチャレンジになりました。ストーリーの体験だけでなく、『おいしい体験』もしっかりしていただきたいと、ひとつひとつのメニューを考えました」と、自信をみせる。
『7 Paintings - The Art of Dining』は、「ANAクラウンプラザホテル神戸」36階の「Level 36『Hiroba』」で開催。時間は、17時30分からと20時30分からの2回制。料金は「クラシックコース」23000円、「ベジタリアンコース」「ムスリムフレンドリーコース」各21000円、「キッズコース」13000円。「7 Paintings」の公式サイトより要予約。詳細は公式サイトで確認を。
取材・文・写真/太田浩子
(Lmaga.jp)
