開業300周年“大丸心斎橋”、今後は「地域貢献にも繋げていきたい」…特別企画がスタート
今秋11月に開業300周年を迎える「大丸心斎橋店」(大阪市中央区)の特別企画が発表され、3月6日からは「お子さまランチ」を大人向きに仕立てた限定メニューをはじめ、各階に大丸の歴史を巡る史料などを展示するミニ博物館が登場する。
■ 約9カ月間に渡る特別プロモーション
京都の呉服商から始まり、1726年に大阪・心斎橋に出店して以来、1度もこの地を離れず、明治期には百貨店へ転換した大丸。今回は300周年への感謝を込め、いつ来店しても「飽きない」の意味とこの先も「商い」を続けるという誓いのスローガン『ずっと、あきない。』を掲げ、約9カ月間に渡る特別プロモーションが実施される。
記念すべき幕開けとして、3月6日からは中央玄関(心斎橋筋)に、オリジナル暖簾(のれん)が掲揚され、300周年記念ロゴがお目見え。屋上看板でおなじみの丸に大の字の旧ロゴマークと、漫画家・手恷。虫の『火の鳥』をモチーフにしたマークが配され、大丸らしさと日本のポップカルチャーの象徴を世界へ向けて発信する。期間は4月2日まで。
大丸の歴史巡りができる企画『ひとます博物館』も実施され、本館内13カ所に展示コーナーが登場。「ひとます」=約2帖を小さな博物館に見立て、座売りの頃の店先をイメージしたブースや江戸から明治期の引札(チラシ)、ノベルティとして配布された双六など、初公開を含む貴重な史料が並び、各階をまわって江戸期の大丸の浮世絵を完成させるスタンプラリー企画も。期間は3月6日~4月1日。
担当者は「300年も続けられたのは、地域と共に歩んできたから。百貨店の歴史を見て楽しみながら、当時の大阪の文化にも触れてほしい。次の100年も続けていくために、物を売るだけでなく地域貢献にもつなげていけたら」と話す。
■ 1850円~5000円…「おとな様ランチ」
販売館内の飲食店13ブランドが展開する、開業300周年記念フードメニュー「春のおとな様ランチ」は、和・洋食、中華など幅広いジャンルが揃う百貨店ならではの贅沢企画。昭和初期の同百貨店には「和風食堂」「洋風食堂」といった家族連れで賑わう大食堂があり、その象徴のひとつが「お子様ランチ」だったそう。
今回は当時の「あれもこれも食べたい」わくわく感を大人仕様にアップデートし、各店の人気料理をたっぷり盛り込んだ限定メニューに(ミニ旗付き)。昔ながらの太麺ナポリタンや淡路牛ハンバーグなどの洋食ワンプレート(「トゥッフェ テラスイート」)、9貫寿司と天ぷら御膳(「大起水産回転寿司」)など多彩なラインアップで、価格は店により1850円~5000円(各日数量限定)。期間は3月6日~31日。
ほかにも、銘菓「クルミっ子」が人気の「鎌倉紅谷」のポップアップショップ(3月18日~24日)、300周年オリジナルグッズも登場する「手恷。虫:火の鳥印百貨店」(4月10日~5月12日)を開催。さらに、6月のアート企画では、コシノヒロコや『大阪・関西万博』公式キャラクター・ミャクミャクをデザインした山下浩平などアーティストによる『火の鳥』をイメージした作品も展示予定と、盛りだくさんの内容に。
「大丸心斎橋店」開業300周年特別プロモーション期間は、3月6日から11月26日まで。
取材・文・撮影/塩屋薫
(Lmaga.jp)
