藤井フミヤが来阪、映像・音楽・香りを駆使した没入型のクリムト展に興奮「筆のタッチがわかる」
12月5日より「堂島リバーフォーラム」(大阪市福島区)にて開催中の美術展『クリムト・アライブ 大阪展』。10日におこなわれた内覧会には、同展のアンバサダーをつとめるミュージシャン・藤井フミヤが登場し、同展の魅力やアーティスト目線の見どころを語った。
藤井フミヤ、展覧会の魅力を熱弁ミュージシャンでありながらアーティストとしての顔も持ち、アート展や全国巡回展など精力的に活動してきた藤井。ウィーンに赴き、クリムトの墓やアトリエを巡ったほどのファンだという藤井は「単純にうれしかったです。どんな世界が見られるかという期待もありました」とアンバサダー就任時の心境を明かした。
また自身のアート作品も影響を受けていると言い「写実的な女性像」や「空間の空け方」など、アーティスト目線でクリムト作品の魅力を熱弁した。
同展は会場全体を使った没入型展覧会となっており、視覚だけでなくクラシック音楽や香りを駆使した演出も特徴のひとつだ。藤井は「絵を描く人間から言うと、やっぱり筆のタッチがすごくわかるんですね。こういうのは本物の絵では見えないですから。こんな巨大に見られることはないですから。たまに下絵が見えることもあるんですよ」と見どころを語った。
また「映像技術にも驚きますね。ミュージシャンとしても刺激になります。すごく勉強になりますし、クリムトに見せたいくらいです」と笑顔を見せる場面も。内覧会では「これまで自身が手がけた曲のなかで、クリムトに合う作品は?」と質問を受ける場面もあり、藤井は「簡単に『TRUE LOVE』とか言っちゃうかな(笑)」と名曲のタイトルを挙げていた。
『クリムト・アライブ 大阪展』は~2026年3月1日まで開催中。開館は10時~17時(最終入場は閉館の45分前まで)。料金は一般・大学生2800円など。詳細は公式サイトにて。
取材・文・写真/つちだ四郎
(Lmaga.jp)
