寒空の下、行列300人…関東激安スーパーが神戸初出店「お客様に損はさせない」
関東を中心に展開するディスカウントスーパー「オーケー」(代表:二宮 涼太郎)が神戸市内に初進出。「オーケー 垂水小束山店」(神戸市垂水区)が12月3日にオープンし、今季一番の冷え込みが予測される中、9時の開店を前に早朝から約300人が行列を作った。
開店を約15分前倒しにして、テープカットと開店挨拶を行うと、続々と目当ての売り場に人が流れていく。レンタルのカートがすべて出払うほどの人出だった。
◆2025年は5店舗の「オーケー」が兵庫県に誕生、関西での出店続々…同社は、2024年11月26日、悲願だった関西1号店「オーケー高井田店」(東大阪市)をオープンしたのを皮切りに、関西での出店を加速させている。今回オープンした「オーケー垂水小束山店」は、兵庫県西宮市、尼崎市、伊丹市に続く関西5店舗目。続けて12月11日に「オーケー 新在家店」を開店予定だ。
開店初日を祝って、売り場には「おめでとう垂水小束山店」というメッセージの入った「オーケーの実」が登場。また、各メーカーによるお得な「お楽しみ袋」、総菜売り場には「開店祝いにぎり」なども並び、店内はお祭りムードだった。
◆「お客様に、損はさせない」二宮社長は価格と品揃えに自信開店に際し、同社の二宮社長は「こんなに寒い中にも関わらず、多くの方に並んでいただき、驚いています。オーケーのことを知っていただいて、ありがたいですね。早速カゴにたくさんの商品を入れていただいてました。これからも垂水のみなさんに普段使いしていただきたい。『オーケーファン』になっていただけるように、力を入れていく」と話す。
競合の多いエリアへの出店となるが、「物価高が続く中、節約意識がますます高まっている。そういう時だからこそ、特売に頼らず、毎日価格が安い『エブリデーロープライス(EDLP)』で、安心してお買い物を楽しんで欲しいですね。お客様に損はさせません」と自信を見せた。
今回、漁港のある町・垂水での出店に際し、兵庫県内や、近隣エリアの商品を強化。特に、水産業者や、漁港との連携により、近海の魚の品揃えを充実させたと言う。取材日には、まだ動いている新鮮な淡路産の蛸なども売り場に並んでいた。
また、同店が注力している部門のひとつが「惣菜・ベーカリー」。各店で人気のお惣菜は、同店でも人気で、特に「ロースかつ重」(299円)、直径約30センチの「チェリートマトのマルゲリータピザ」(498円)などは、スタッフが次々補充するが、すぐになくなるという好評っぷりだった。
初日に来店した人たちに話を聞くと「お昼ごはんに食べたい、と思う商品があったので早速買いました」という人や、「肉売り場が充実していた」という人など、それぞれが、開店初日にお目当ての商品の買い物を楽しんでいた。
「オーケー垂水小束山店」は、兵庫県神戸市垂水区小束山本町4-3-24。神戸市営地下鉄 西神・山手線「名谷」駅より山陽バスで12分「中山西口」下車、徒歩6分。売場面積は515.19坪(1703.11�u)、駐車台数は166台。営業時間は9時~21時。
取材・文・写真/Lmaga.jp編集部
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