「一番よかった」の声も…万博に期間限定「サウジアラビアパビリオン別館」が誕生? おもてなしの連打がすごい
『大阪・関西万博』で常に行列になっている、展示やグルメが人気の「サウジアラビア パビリオン」。そんなサウジアラビアの観光や文化などを軸にした体験型コンテンツが多数、まるでパビリオンがもうひとつできたような充実した内容の『アラビアの驚異展』が、Expoメッセ「WASSE」で7月16日まで開催されている。
SNSにも「今まで行ったWASSEの中で一番よかった」「アラビアの驚異めちゃおすすめ」との声があるほど、作り込まれた内容とは?
◆ 万博のオアシス!? レモネード、コーヒー、デーツ…サウジ流おもてなしの連打「サウジアラビア パビリオン」は、万博会場内で「日本館」に次ぐ2番目に大きなパビリオンだが、さらに今回「WASSE」の約4千平方メートルを使用して大型イベントを開催。こちらのイベントは、サウジアラビアと日本の70年にわたる友好関係を記念して、サウジアラビアの政府観光局とパビリオンの共催でおこなわれている。
暑い外部から涼しい会場に入ると、現地でも飲まれているという冷たいレモネードが手渡された。にこやかに迎えてくれるサウジの人たちと、大きな折り紙のラクダのモニュメントの前で一緒に記念撮影をして奥に進む。
今度はサウジのおもてなしの心を表すサウジコーヒーとデーツ(ナツメヤシ)が振る舞われる。サウジコーヒーやデーツはパビリオンのカフェでも購入できるが、こちらは無料試飲。気軽に試すことができる。
現地アーティストによる弦楽器ウードの生演奏を聴きながら、サウジに行った気分を高めて、地域ごとの特徴や観光名所が紹介されるコーナーへ。
この日、イベントを目的に会場に来た、というママ友3人と子ども1人のグループは、「DIRIYAH(ディルイーヤ)」の世界遺産の遺跡をバックに記念撮影し、「サウジアラビアに行ってみたくなりました! なかなか行けないけれど、展示を見てサウジのことがよくわかって、まるで行った気分になりましたよ」と笑顔で話した。
会場内で一際長い列ができていたのが、サウジアラビア語と日本語の書道デモストレーション。自分の名前を、それぞれひらがなとサウジアラビア語で色紙に書いてもらうという貴重な体験を、多くの人が喜んでいた。
サウジアラビアではF1のレースもおこなわれていることから、レーシングカーを運転しているかのような気分が味わえる「F1バーチャルリアリティ体験」コーナーも。また、クリスティアーノ・ロナウドのロッカールームをイメージしたフォトスポットも登場。ほかにも、サウジの衣装を着て、有名観光地に行ったような写真が撮れるコーナーなども列ができていた。
◆ 展示に関するアンケート回答でもらえる豪華プレゼントが大人気にまた期間中、これらの展示に関するアンケートに答えた各日先着250名には、「ドラえもん限定トートバッグ」「日傘」「ラクダの折り紙」もプレゼントされる予定。これが欲しい人は、とにかく早い時間に訪問しよう。
『アラビアの驚異展』は、Expoメッセ「WASSE」で7月16日まで開催。時間は10時から20時まで。予約不要。入場無料。
また、このイベントに加え、サウジアラビア王国館が主催する『サウジ文化ウィーク』が、会場内「ギャラリーEAST」で7月12日から15日まで開催される。こちらでも、ものづくり、試食、試聴など、参加型アクティビティが楽しめる。時間は10時から21時までを予定。
取材・文・写真/太田浩子
(Lmaga.jp)
