朝ドラの名曲など「BK100年音楽祭」今夜放送、金子隆博のサックスによる「カムカムのテーマ」も

2025年は「放送100年」の年。1925年6月1日に船場・三越呉服店屋上の屋上でラジオ放送を開始し、コールサイン「JOBK」に端を発した大阪放送局も100年目の節目を迎える。これを記念して『BK100年音楽祭』の模様が6月20日・19時30分から放送される(総合・関西地方)。

■ ジストニアを乗り越えて・・・金子隆博がサックスで「カムカムのテーマ」を演奏本番組は今年6月1日、視聴者への感謝のしるしとして開催された同名イベントを収録したもの。豪華アーティストとフルオーケストラが「NHK大阪ホール」に集結し、懐かしの名番組のテーマソングやBKが制作した朝ドラの楽曲など、大阪放送局(BK)ゆかりの音楽の数々が奏でられる。

3世代のヒロインの人生を1925年~2025年の「放送100年」と並走して描いた『カムカムエヴリバディ』(2021年後期)。本作の音楽を担当した金子隆博は42歳で職業性ジストニアを発症して以来サックスの演奏から離れており、金子の境遇がトランペットを吹けなくなったジョー(オダギリジョー)の物語と重なる。

近年では「医療が進化して、短時間だけサックスが吹けるようになりました」とインタビューで語っていた金子。そんな彼が約20年ぶりにテレビカメラの前でサックスを吹く。演奏するのは自身が作曲した「カムカムエヴリバディのテーマ」。「ひなたの道」への万感の思いがこもったステージに注目したい。

■『ブギウギ』水城アユミ役の吉柳咲良がトランペッターMITCHと共演他にも、これまで48作品にのぼるBKが制作してきた朝ドラから特に人気の高い楽曲を特集する。『ブギウギ』(2023年後期)で主人公・スズ子(趣里)の若きライバル、水城アユミを演じた吉柳咲良が『ラッパと娘』と『ヘイヘイブギー』をメドレーで披露。

『カムカム』ではトランペット指導と出演を兼ね、『ブギウギ』『おむすび』(2024年後期)にも出演するなど、BK朝ドラではおなじみのトランペッター・MITCHも吉柳の歌唱に華を添える。

さらに『マッサン』(2014年後期)の主題歌『麦の唄』をミュージカル界のスター・石丸幹二と真彩希帆の黄金デュエットで披露し、『あさが来た』(2015年後期)の主題歌『365日の紙飛行機』を山本彩がフルコーラス歌唱するなど、盛りだくさんの内容となっている。

BK放送100年の歴史と、『うず潮』(1964年)から61年の「BK朝ドラ史」を感じられる72分。ぜひお見逃しなく。

文/佐野華英

(Lmaga.jp)

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