何度も行きたいデパ地下へ…大阪・あべのハルカス、洋菓子を強化 新たに9ブランド
「あべのハルカス近鉄本店」(大阪市阿倍野区)の地下1階・菓子売り場が、6月11日より順次リニューアル。手土産から普段使いまで、幅広く利用できる菓子ブランドが新たに9店登場する。
「何度も行きたくなるデパ地下」をコンセプトに実施される今回のリニューアルでは、既存店14店舗がリニューアルするほか、百貨店初出店5ブランド、関西発出店1ブランドを含む9ブランドが新規オープンする。
菓子売り場のリニューアルを担当する森田将史さんは「2024年度にはコロナ禍以前と比較して10%の売上が増えている。なかでも洋菓子が好調で、お菓子全体の売上の約7割が洋菓子。そのため今回のリニューアルでも洋菓子が強化されています」と、需要に合わせた改革について説明。
そして、「なかでも近年では特定のものに特化した専門店が増えており、コアなファンに受ける商品が重要だと考えています。多くの店で近鉄あべのハルカス店でしか手に入らない限定商品が用意されているので、ぜひ楽しんでもらいたい」と同店でしか手に入らない商品についてもアピールした。
??百貨店初や関西初出店もお目見え今回新たに登場するのは、90年以上大阪・河内長野で手焼きのおかきを製造販売する「こぐま商店」や東京・日比谷のパティスリー「THE BLUE」のほか、バターサンド店「積奏」や岡山の老舗和菓子店「源 吉兆庵」が昨年アメリカ・ニューヨークでスタートさせた新ブランド「K.MINAMOTO」など、5ブランドが百貨店初出店。また、横浜発の焼き菓子店で、バラをモチーフにしたラングドシャ缶が人気の「J.DEUX CERCLE(ジェイ・ドゥ・セルクル)」が関西初出店を果たすなど、他店との差別化が強化されている。
そのほかにも、「タワー館地下1階」菓子売り場内には、2種類のポップアップスペースが新設される。常設ブランドを目指す「トレンドスペース」では1~3カ月の長期ポップアップが開催され、「チャレンジスペース」では新進気鋭のスイーツブランドが2週間~1カ月間のショップがオープン予定。初回出店は「トレンドスペース」に「パティスリー サダハル・アオキ・パリ」、「チャレンジスペース」には「桃花亭」が6月18日より出店する。
「あべのハルカス近鉄本店」地下1階菓子売り場のリニューアルは、6月11日から順次おこなわれる。6月11日には「こぐま商店」、6月18日には「J.DEUX CERCLE」、「麻布かりんと」、「スコーン専門店?KODAMA」、「積奏」、6月25日は「THE BLUE」、「Tops」、「K.MINAMOTO」「ヨーグルト フォーシーズンズ」がオープンする。営業時間は10時~20時。
取材・文・写真/野村真帆
(Lmaga.jp)
