高知県・御免与町で、家族に愛されて育ったヒロイン・朝田のぶ（今田美桜）の人生を描いた連続テレビ小説『あんぱん』（ＮＨＫ朝ドラ）。５月３０日放送の第４５回では、パン職人の草吉が朝田家を出ていってしまう。

朝田家は軍から依頼された乾パン作りを断って以来、町で肩身の狭い思いをしていた。のぶ（今田美桜）の祖父・釜次（吉田鋼太郎）はパン職人の草吉（阿部サダヲ）になぜ乾パン作りを拒否するのか問い、ついには頭を下げて懇願する。

翌日、朝田家には陸軍から大量の材料が運び込まれ、乾パン作りを強いられる。途方に暮れる朝田家だったが、草吉が手を貸し、無事に乾パンは完成する。しかし、その晩に草吉はそっと朝田家を後にするのだった。

なんらかの理由で乾パン作りを拒んでいた草吉が、困り果てた朝田家を見兼ねて手助けした今回の放送。その晩に草吉は朝田家を出ていき、ひとり事情を知っている釜次は草吉を追いかけようとするのぶを止めるのだった。

長年朝田家の近くにいた「ヤムおんちゃん」こと草吉が朝田家を離れる展開を受け、ＳＮＳ上では「やっぱり出ていっちゃったよヤムおじさん」「あれほどイヤだった乾パン作ってくれて消えちゃった」「ヤムおじさん戻ってきてくれー」「このまま退場はないよね？」と、悲しみの声が相次いだ。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＮＨＫ　ＢＳ・プレミアム４Ｋでは朝７時半からスタート。６月２日放送の第４６回では、草吉が乾パン作りを拒んだ理由が明らかになる。土曜日はその週の振り返り。

文／つちだ四郎

(Lmaga.jp)